申し訳なかった話

 
 
ナマズといえば頭が大きくて髭がある、
ユーモラスな姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
わが家ではそんな典型的なイメージとは違う体長12~3cmくらいの細身のナマズを飼っていました。
 
ある時3泊4日程の家族旅行にでかけました。
帰宅してみると一緒の水槽に入っていた淡水魚たちはどこに行ったのやら、
60㎝の水槽はナマズ1匹のための大邸宅と化していました。
 
後に調べてみたら、
ナマズは水草でも虫でも一緒水槽の仲間でもなんでも食べてしまうそうで
1匹だけで飼うのがベストだそうです。
 
わが家のナマズもあんなに細身なのに食欲旺盛なところは普通のナマズと同じでした。
私たちの不注意で食べられたしまった魚たちに申し訳ない気持ちで一杯になりました。
 
その後1年くらいしてもっとショックなことがおこりました。
例のナマズは大邸宅を独占して元気に暮らしていました。
ある日家族の誰かが、
食べ残したソーセージのきれっぱしを食欲旺盛なナマズのために水槽に入れてあげました。
翌日ナマズはお腹を斜め上にして死んでいました。
 
病気だったのか、ソーセージの添加物のせいなのかわかりませんが、
大変ショックで人間の食べ物は不用意にあげてはいけないと痛感しました。
またまた無知なばかりに申し訳ないことをしてしまったと後悔するばかりでした。
その後しばらく淡水魚を飼う気には慣れませんでした。
 
このような失敗は無知なわが家だけと思いますが、
どうか皆様わが家の二の舞を踏まないようにくれぐれもお気をつけ下さいませ。