ベタをつがいで飼ってみた

 
 
ベタはいつ見ても、ほとんどジーっとしています。
一匹だけでさみしくないのかと、ながめていた時、つがいで飼ったらいいんじゃないかなと、ふと思い立って熱帯魚店でメスのベタを探してみました。
うちのオスより少し暗い青色のメスを見つけ、つがいで泳いでいる姿を想像してワクワクしながら家に連れて帰りました。
オス同士は闘ってしまうらしいけど、オスメスは大丈夫でしょう、と水槽に入れてみました。
メスはすぐ水槽の底のほうへ行きジッとしました。
オスはすぐに近寄って行きました。
ゆっくり、そーっと近づくとメスのほうが勢いよく逃げ出したのです。
その後もオスが遠慮がちに近くに行き、メスが急いで逃げる、ということを繰り返しました。
それでもしばらくすればお互い慣れるだろうと思っていました。
 
次の日、オスは水草の所にいてジッとしていましたが、見るとヒレが一部裂けていました。
よく観察すると、後をついて来るオスを嫌がってメスがヒレに嚙みつく攻撃をしていました。
オスメスでも個体によって相性があるのかもしれません。
でも、もう少し様子を見ることにしました。
数日たってから、オスが身体を曲げて大きなヒレでメスを包むようにしている姿を見ることができました。
優しく辛抱強いオスが、やっとメスに受け入れてもらえたようで、とても嬉しい気持ちになりました。
後日知ったのですが、オスとメスでも繫殖期以外は別の水槽のほうがいいようです。