ベタのお気に入りの水槽は発泡スチロールだった

 
 
小学生から熱帯魚飼育は続けてきたが、
大学生になってから興味がある魚がいました。
それがベタです。
 
何と言っても安価で手に入るトラディショナルベタのオスでも背びれと尻ビレが大きなマントの様で美しい。
しかもオス同士混泳させるとエラブタを大きく広げて争う習性も持っている面白い魚です。
 
そんな中でも今回ご紹介したいのが泡巣です。
泡巣とはベタが産卵、子育てしていく為に必要な巣で、
繁殖期を迎えたオスの成魚が口から出した泡を密集させて作ります。
ベタは何回か飼育した経験があるのですが、
2回目の飼育でやっと見ることが出来たのです。
 
ベタのオスメスペアを通販で購入し、
届いた発泡スチロールにカルキ抜きした水を入れて育てていました。
縦30cm×横45cm×深さ20cm以上とかなり広い水槽ではありましたが、即席感満載でした。
一方でベタ専用のガラス鉢が販売されていたので、
しばらくしたらそれを購入してそちらに入れてあげようとしました。
 
そんなある日、水槽を覗いてみると泡巣が出来ていました。
活イトミミズを与えて育てると、泡巣のサイズがどんどん大きくなりました。
水槽が汚れたら半分位の水を捨ててその分新しい水を入れるので泡巣は一旦崩れて無くなってしまいます。
 
しかし翌日もすると同じサイズの泡巣が出来ています。
何度も作り続けるのでとても驚きました。
ところが遂にガラス鉢を購入し、ベタを入れました。
確かに発泡スチロールよりも見た目が良かったですが、
泡巣を一切作らなくなってしまいました。
環境が一気に変化したからなのか分かりませんがそれ以降一切泡巣を見ることはありませんでした。