生き餌の赤虫しか食べない!

 
 
みなさん、「フグ」と言われたらどんなフグを想像しますか?
パッと思い浮かぶものはやはり食べるフグでしょうか。
あの食べるサイズのフグはさすがに家で飼うことはできませんが
「フグ」を「家で飼う」ことは出来るのをご存じですか?
アベニーパファーという種類の淡水フグなのですが小さい時は2センチ位、
成魚になっても3センチ位と非常に小さいフグです。
本来のフグは飼育に海水が必要なのですが、
アベニーパファは淡水でOKなのも大きい利点です。
 
見た目もつぶらな瞳が可愛くてとても愛嬌のある顔をしている癒し系です。
癒しが少ない昨今、とてもオススメしたいアクアリウムなのです…なのですが。
私はこのアベニーパファの餌でとても苦労しました。
個体に寄るところが大きいのですが、普通アベニーパファは冷凍赤虫を食べます。
冷凍赤虫は比較的どこでも手に入りやすい餌なので、
冷凍赤虫さえ食べれば飼育のハードルは下がります。
しかし私が飼ったアベニーパファは生餌の赤虫しか食べなかったのです。
生餌の赤虫は釣りシーズンに比較的手に入りやすいのですが釣りのシーズンオフや
極端に暑い夏場は日持ちがしないのであまり取り扱いがありません。
私も多めに買って冷蔵庫で保管しましたが生餌の鮮度自体も1週間くらいしか保たず、
アベニーパファも鮮度が悪くなると食べてくれなくなるのでとても餌やりの質を保つのに苦労しました。
幸い何とかつなぎつなぎしながら餌を切らすことなく育てて、
最後は寿命で死んでしまいましたが、今もアベニーパファの餌には苦労したなぁという思い出が強いです(笑)
 
苦労して育てた子は可愛いです、
しかもアベニーパファーの何とも言えない愛嬌のある顔はずっと見ていても飽きない可愛さです。
大変なこともあるかもしれませんがぜひ一度アベニーパファを飼ってみて頂きたいです。