初心者向け!コリドラスの飼育方法を解説!必要な道具や注意点は?

ベタ
 
 
コリドラスは小型のナマズの仲間です。愛嬌のある動きと飼育のしやすさから人気があり、アクアリウム初心者に勧められることも多いでしょう。しかし、いくら飼育がしやすいからといっても、何もない水槽に魚だけ入れても飼育できません。今回は、コリドラスの飼育に必要な道具から飼育の際の注意点まで、コリドラスの飼育に必要なことを詳しく紹介します。
 
 

コリドラスの特徴と魅力

 
はじめに、コリドラスがどんな魚ということをご紹介します。どのような特徴があり、なぜ、人気なのでしょうか?
 

コリドラスはナマズの仲間

前述したように、小型のナマズの仲間です。種類が多く、日本で手に入るものだけでも数十種類あります。グッピーやベタに比べると知名度は低いですが、熱帯魚を扱うペットショップにはほぼ置いてあるでしょう。愛好家も多く、コリドラスのコレクターもたくさんいます。
 

コリドラスの生態

コリドラスは、水槽の底にじっとしていることが多い魚です。泳ぐ際も水槽の底を這うように泳ぎ、時折水面に顔を出します。これは、空気呼吸をする為です。水槽の底にたまった餌の食べ残しなどを食べてくれるので、「水槽の掃除屋」という別名もあります。性格は温和で、他の魚と混泳させやすいのも特徴です。
 

コリドラスの魅力

コリドラスは愛らしい仕草と愛嬌ある顔つきが人気です。美しい熱帯魚は数多いのですが、コリドラスは美しいというより親しみやすい魚なのです。また、水質にそれほど神経を使わなくてすむ種類が多いので、初心者にも育てやすいでしょう。種類も多いのでコレクション性も高く、コレクターもたくさんいます。
 

初心者に飼育しやすいコリドラスの種類

たくさんあるコリドラスの種類の中で初心者でも飼育しやすいのは、
・コリドラス・パンダ
・コリドラス・ステルバイ
・コリドラス・トリリネアータス
・コリドラス・アエネウス

などが上げられます。手に入りやすく、価格もそれほどたかくありません。
 
 

コリドラスの飼育に必要な道具

 
この項では、コリドラスの飼育に必要な道具を紹介します。
 

水槽

コリドラスは、45cmサイズの水槽ならば、10~15匹、60cmサイズの水槽ならば25匹くらいまで買うことができます。30cm四方の水槽でも十分飼育できますが、水替えを頻繁に行う必要が出てくるので、初心者は、60cm四方の水槽で余裕を持って飼うといいでしょう。「ジェックス 水槽 マリーナ450BKST デュアルクリーンセット」のように、水槽に濾過器がセットになったものもおすすめです。

 

濾過器 ライト、フィルター、水温計

コリドラスの飼育は、濾過器、ライト、フィルターなどの小物も必要です。コリドラスは餌を多く食べ、分の量も多い魚です。また、コリドラスに適した水温は20~24℃ですから、それを保ち続けねばなりません。
水をきれいに保つには濾過器やフィルター、水温の調整にはライトや水温計が必要です。全てがセットになったものを購入してもいいのですが、ペットショップでおすすめを聞きながら揃えてもいいでしょう。濾過器ならば、「ジェックス 簡単ラクラクパワーフィルター」などが人気があります。

 

水草や底砂

水草や底砂は、コリドラスの飼育環境を整えるのに必要です。コリドラスは底砂の中に頭をつっこんで餌を探す修正があるため、角が取れて柔らかく、掃除がしやすいものがいいでしょう。
コリドラス用「水槽の砂利」などなら、Amazonなどでも手に入りやすいです。
水草は、育てやすく刈り込みを頻繁に行わなくてもいいものを選びましょう。
エキノドルス系がおすすめです。

 

コリドラスにおすすめの餌は、冷凍赤虫・イトミミズなどがおすすめです。固形タイプの餌は水面に浮かんでしまうので、水底の餌を探る習性があるコリドラスには向いていません。加工された餌を使用したい場合は、「ひかりクレストコリドラス」のように、沈下性のあるタブレット型の餌を使いましょう。また、餌は用量を守りましょう。ほしがるだけあげれば、肥満や水の汚れの原因となります。

 
 

コリドラスの飼育方法と注意点

 
この項では、コリドラスの飼育方法と注意点を紹介します。
 

水を作ってからコリドラスを迎える

コリドラスを迎える前に、まずは水槽を立ち上げます。コリドラスは弱酸性~中性の水をこのむので、水質調整剤などを用いて水を整え、水温を保ちましょう。水槽を立ち上げて1週間ほどおいてからコリドラスを迎えましょう。最初の1週間はこまめに様子を見て、水槽の環境がコリドラスに会っているかどうか確認してください。
 

水流は強めに

コリドラスは強めの水流を好みます。特に、背びれが発達する種類は、水流にさらされることで背びれが立派に育ちます。水が汚れやすく、コリドラスの動きが鈍い場合は、水流が弱すぎる可能性があるので、強めて様子を見ましょう。
 

混泳は様子を見てから

コリドラスは他の魚と混泳しやすい魚です。しかし、最初から混泳させるのはやめましょう。1か月ほど様子を見て大丈夫なら、混泳させてみましょう。なお、いくら混泳しやすい魚とはいえ、ベタのように難しい魚もあります。気をつけてください。
 
 

コリドラスの繁殖について

ベタ
 
コリドラスは繁殖もできます。しかし、繁殖は複数のメスオスを一度に入れて、卵を隔離するプラケースなども必要です。ですから、繁殖をするならば、コリドラスの飼育に慣れたら繁殖にチャレンジしてください。
 

コリドラスを繁殖するなら10匹以上飼育する

コリドラスを繁殖させるならば、10匹以上一緒に飼育しましょう。
また、餌を豊富にあげて身体を成熟させます。メスオス一緒に飼育してかまいません。飼育下のコリドラスは1~2年で繁殖可能になります。産卵ができるようになるとメスはお腹が膨れ、オスはメスを追いかけ回すようになります。コリドラスがいつもと違う動きを見せたら、注意深く見守ってください。
 

コリドラスは水替えで繁殖を誘発できる

コリドラスは頻繁に水替えをすると繁殖を誘発できます。ですから、成熟期を迎えたら、こまめに水替えをしてみましょう。
 

水草で隠れ家を作る

コリドラスは水草や流木の影などで産卵します。ですから、水草などで隠れ家を作ってあげてください。そうすれば産卵しやすくなります。
 

卵は隔離する

コリドラスは卵を食べてしまう習性があるので、ベタを隔離する容器などに卵を隔離します。卵は4日でかえります。無精卵の場合は白カビが生えやすいので、白カビが生えたら無精卵だと思って処分しましょう。なお、有精卵にもカビが生えることがあります。予防には防カビ剤をつかいましょう。水温は25度前後に保ちます。
 

餌やりは3日目から

稚魚がふ化したら一度親とは別の水槽に隔離し、3日目から稚魚用の餌を与えましょう。稚魚は餌を頻繁に食べるので、1日4回ほど上げてください。
2~3週間で親と一緒に飼育できるようになります。
 
 

まとめ

 
コリドラスは、初心者でも飼育しやすいので、最初の1匹として選ぶ人も多いでしょう。しかし、いくら飼育しやすくても道具を揃えずに飼育することはできません。コリドラスの飼育環境を整えるには、数千円~1万円の費用がかかります。しかし、一度環境を整えてしまえば、ほかの魚も追加していくこともできるでしょう。ですから、最初はある程度費用をかけ、環境を整えましょう。