シリケンイモリがギギの水槽に

 
 
ギギという魚を知っていますか?
日本にも生息しているナマズの仲間でギギ科に入ります。
ギギは「ギーギー」という音で鳴いたりする魚で、基本的に夜行性。
そしてヒレには毒があるので、素手で触れば激痛が走ります。
夜になると、「カサカサカサ・・・」っとギギ水槽から音がします。
投げ込み式のフィルターの下にできた隙間の居心地がいいのか、
底砂を掘ってそこでじっとしているのです。
深夜になると頻繁に底砂を掘りまくり、自分の縄張りを作っているようにも見えました。
ギギ水槽の近くにはもう1つ水槽があり、
そこにはワイルド個体のシリケンイモリ2匹が暮らしています。
何度も脱走しているこのシリケンイモリたちが、
まさかの事件を起こすとは思いませんでした。
 
脱走癖のあるシリケンイモリだったので、水槽の蓋を塞いでいたのですが、
なぜか1匹イモリが行方不明に!
家族全員で探し、脱走先はお隣のギギ水槽の中にある土管の中にいました。
ギギはどこへ何処へ行ったのか見ると、投げ込み式フィルターの下に籠って出てきません。
猛毒のあるギギ水槽に網を入れてイモリを救出し、体を洗って通常の水槽へ。
わずかな隙間から脱走し、ギギ水槽の隙間に落ちてしまったようです。
 
それから2日間は投げ込み式フィルターの下で動かずじーっとしているギギ。
シリケンイモリはギギよりも毒も弱いので怖がるのはイモリのはずなのに、
急な来客にギギはびっくりしたようでした。
複数の種類の生き物を飼う時は脱走防止対策はちゃんとしておきましょう。