私は、幼い頃に父親や祖父が金魚・メダカ・熱帯魚などを飼育していた影響で、
とても生き物好きな子どもでした。
そして自分で生き物の飼育ができるようになり、
これまでいくつかの種類の観賞魚を飼育してきました。
そんな私には、「自宅の大きな水槽でアロワナを飼育する」という夢があります。
そして、飼育・鑑賞スタイルとしてこれだけは絶対に譲れない！
というとても強いこだわりを持っています。
それは、「水槽に他の魚や水草等を一切入れず、
大きく立派に育った迫力満点のアロワナ1匹だけをベアタンクで悠々と優雅に泳がせる」ことです。
よく、水槽にアロワナの他にもプレコやガー、
ポリプテルスなどを混泳させているのを見かけますが、
私はそれがあまり好きではありません。
なぜなら、１匹のアロワナの存在だけでその水槽はすでに完成されているからです。
やはりアロワナという魚自身が圧倒的な存在感を放ち、
他の観賞魚にはない雄大な美しさとオーラをまとっていると思うのです。
いわゆる「生きている化石」と呼ばれ、
古生代や中生代から絶滅せずに現在まで生き残ってきた魚類である“古代魚”のアロワナ。
その長い時代を生き延びてきたアロワナはまさに完成された姿であり、
無駄がなく美しく洗練されたその姿に、古代魚のロマンを感じるのです。
そこには、混泳による賑やかさや水草・インテリアなどによる装飾は不要であり、
広い水槽でアロワナが１匹でゆったりと泳いでいるからこそ引き立つ美しさがあると思うのです。
そういった思いから、私はベアタンクでのアロワナ単独飼育こそが、
アクアリウムを嗜む者にとって至高の飼育スタイルだと思っています！