初心者必見!飼いやすい金魚10選

 
 
金魚は手軽に飼育できる観賞魚として、幅広い世代に人気がある魚です。販売しているペットショップも多く、金魚すくいもあります。その一方で、「金魚を購入して飼育し始めたが、すぐに死んでしまった」という経験がある方もいるでしょう。金魚は100種以上の種類があり、飼育難易度もさまざまです。今回は、初心者でも飼育しやすい金魚を10種類紹介しましょう。
 
 

飼育しやすい金魚の特徴

 
初心者でも飼育しやすい金魚には、以下のような特徴があります。
・価格が低め
・どこのペットショップでも手に入りやすい
・寿命がやや長め
・原種(フナ)に近い形

ペットショップで手に入りにくい金魚や値段が高い金魚は、流通が少なく飼育難易度も高いものが多いようです。初めて金魚を飼う場合は、スタンダードな種類からチャレンジしましょう。
 
 

初心者におすすめの飼育しやすい金魚10選

 
では、具体的にどのような金魚が初心者でも飼育しやすいのでしょうか?この項では、おすすめの金魚を10種類紹介します。
 

和金


和金は、フナから改良された全ての金魚の祖先といわれている金魚です。金魚すくいの金魚としても知られています。どこのペットショップでも販売されており、1匹30円~100円未満です。体長は3cmほどの固体が販売されていることが多く、うまく育てれば30cmほどになります。水質の変化にも強いので、初心者に最もおすすめの金魚です。
 

琉金(リュウキン)


リュウキンは日本で誕生した金魚です。丸い身体と長い尾が特徴で、泳ぐ姿はとても美しく、人気があります。これも和金と同じくらいポピュラーな種類で、1匹200円~300円ほどです。キレイな金魚がほしい方は、こちらを選んでもいいでしょう。和金と一緒に飼育することもできます。
 

コメット


コメットはアメリカで誕生した金魚です。体長は20~30cmと金魚の中では大きく、見応えがあります。和金の身体にリュウキンの長い尾がくっついたような姿をしており、赤と白のコントラストが美しいものです。値段は1匹200~500円ほどで、リュウキンと同じ位となっています。複数匹を飼育する場合は、大きめの水槽を用意しましょう。
 

キャリコ琉金


キャリコとは(まだら)という意味で、その名の通り黒と白と赤がまだら模様を描いている金魚です。サンショクデメキンとリュウキンをかけ合わせて生まれた金魚で、形はリュウキンによく似ています。派手な色なので複数匹一辺に飼育すると、とても美しく見栄えがするでしょう。値段は200~600円で、どこのペットショップでも手に入れやすい品種です。
 

朱文金(シュブンキン)


シュブンキンは、和金とサンショクデメキンとの交配種です。見た目はぶち模様の和金といった感じで、体長は20~30cmほどになります。和金の強さを持っていますので、初心者でも飼育しやすい金魚です。ぶち模様の入り方によって値段が異なり、300~2,000園と値段に幅があります。
 

ピンポンパール


ピンポンパールは、まん丸の身体と立体的な鱗が特徴的な金魚です。中国で生まれ、50年ほど前から日本に輸入されるようになりました。身体に対してひれが小さく、まるで宙を飛ぶようにフワフワと泳ぐ姿が可愛らしいと人気があります。体長は10cmほどにしかならないので、小さい水槽でも飼育可能です。値段は300~500円とお手頃ですが、泳ぐのが苦手な魚なので、飼育環境の調整がやや難しくなっています。和金やリュウキンで飼育になれたら挑戦してみましょう。
 

出目金(デメキン)


デメキンは目が飛び出たユーモラスな姿をした金魚です。金魚すくいなどでは、和金に混じって泳いでいることも多いでしょう。黒・赤・ミックスなどの色がありますが、黒が最も人気がある色です。体長は15cmほどで、値段は200~500円です。飛び出た目玉が傷つかないよう、丁寧に飼育する必要があります。
 

オランダシシガシラ


オランダシシガシラはリュウキンの突然変異として誕生した金魚です。頭に肉瘤(にくりゅう)があり、丸い身体と長尾ひれが特徴です。体長が20~30cmにもなるので、育てがいもあります。値段は400~700円とお手頃です。一匹をじっくりと育ててみてもいいでしょう。
 

アズマニシキ

アズマニシキはオランダシシガシラとサンショクデメキンをかけ合わせた種類で、ぶち模様が派手な金魚です。オランダシシガシラの身体のぶち模様が入っているので、非常に見栄えがし、色の入り方によっては高価な値段で取引されます。しかし、500円程度で手に入る個体もあります。水質管理にややコツがいるので、金魚を何度か飼ったことがある人におすすめです。
 

ブリストルシュブンキン

ブリストルシュブンキンは、イギリスで生まれたシュブンキンの変種です。ハート型の尾とぶち模様が人気があり、尾が美しいほど高値がつきます。尾を鍛えるために流水で飼育することもあります。一匹1,000円前後となかなか効果ですが、育ちきれば20cmくらいになり、育てがいがある金魚です。
 
 

飼育環境を整えることも重要

 
いくら育てやすい金魚でも、飼育環境が整っていなければ長生きできません。金魚用の水槽は必要なものがすべてセットになったキットも販売されています。Amazonでは、「ジェックス サイレントフィット300 水槽セット 静音・省電力フィルター付」などが人気です。個別で飼育する場合は、せめてエアポンプ・濾過装置などを準備し、水草や底砂を入れましょう。また、体長が20cm以上になる金魚を飼育する場合は、60cmサイズの水槽が必要です。小さい水槽に大きな金魚を飼育すると、ストレスで寿命が短くなるかもしれません。
 
 

まとめ

 
今回は、初心者にも優しい金魚を10種類紹介しました。ポピュラーな和金以外にも、コメットやリュウキンなど、育てやすい金魚はたくさんあります。和金とコメット、和金とリュウキンなどと組み合わせて飼育してみてもいいでしょう。また、育てやすいと言っても、種類ごとに飼育する際の注意点があります。飼育する前に確認することも重要です。