熱帯魚水槽を設置する方法

今回は60㎝水槽と小型キューブ水槽を例に、水槽の立ち上げを説明いたします。

熱帯魚を飼うのに必要なものを揃えたらいよいよ設置ですが、設置してすぐ魚を入れるということは出来ません。
水槽をセットして魚を入れない状態でろ過器をまわし、しばらく時間を空ける必要があります。
何故かというと、簡単に言えば水槽をセットしてすぐでは、魚を飼育できる環境がまだできていないからです。

水槽の置き場所として、直接日光が当たらない場所を選びます。
日光が当たるとコケの発生が増えるからです。
特に夕日などが当たるとコケが増えますので、注意が必要です。

また、水を扱うので、精密機器や水が絶対にかかってはいけないようなものの近くも避けたほうが良いでしょう。
換水の時や地震の時に水がこぼれる場合があります。

 

60cm水槽について

 
まず、60㎝水槽の例で説明します。
60㎝水槽は水が約60リットル入るので、かなりの重量です。
その重さに耐えられる場所や台を用意したりする必要があります。

60cm水槽

 

水槽の配置について

 
実際に水槽を置いてみましょう。
しっかりした台の上に水槽を置いたら水を注ぎます。
もし、砂利を敷きたいという場合は、まず砂利をバケツ等で研ぐようにして洗います。
水が濁らなくなってから、水槽に敷いていきます。

水槽置く

 

水を入れる

 
そのあとに水を入れていきます。
そのまま水を注ぐと砂利が舞うので、手に当てて水を注ぐようにしたり、水槽に板を浮かべてそこに注ぐというやり方も良いです。
砂利の敷き方として、手前を薄く、奥に行くにしたがって厚くしていくと見栄えがよくなります。

水は、水道水を蛇口からホースをつかってそのまま入れても良いですし、ポリタンクに入れて運んできても良いです。
お勧めなのは、今後の水替えの事も考えて、お風呂場でぬるま湯を入れます。
温度計で26度になるくらいの暖かさのお湯が出るよう調整します。

 

ぬるま湯を入れる

 
そしたら、ポリタンクにぬるま湯を入れます。
その前に、ポリタンクの容量をみて、その分のカルキ抜きを入れておきます。
水槽へは何回かに分けて入れることになりますが、それで十分です。
また、ポリタンクであれば何リットル入るのかが分かるので、カルキ抜きもどのくらい入れたらよいかわかると思います。

なかには、シャワーに浄水器を付けている方もいます。
その場合カルキ抜きは不要、そのホースからでる水をそのまま使うことができるのでかなり便利です。
ホースを延長しさえすれば、浄水器を通ったシャワーの水をそのまま注ぐことができます。
ちなみに、カルキ抜きは液体のほうが使いやすいです。

浄水水
ポリタンク注ぐ

 

機器をセットする

 
半分ほど水を入れたら機器をセットしていきます。
ヒーターを入れます。
ヒーターには水槽奥のガラス面にくっつけるキスゴムがついています。
なるべく下の低いところに横にしてくっつけておきます。

 

上部フィルターを乗せる

 
次に上部フィルターを乗せます。
このとき、上部フィルターの左のほうにモーターが乗ってますが、その横に穴が開いており、そこに先ほどのヒーターのコンセントのコードを下から通して外に出しておくとコードがスッキリします。
電源はまだ入れないでおきます。

上部フィルター設置
ヒーター配線

 

水槽に水を入れる

 
後は水槽いっぱいまで水を入れます。
その後、ろ過器とヒーターをコンセントに差し、電源を入れます。
上部フィルターのモーターが水を吸い上げて、上部濾過槽に水を送りますので、水槽の水かさが少し減ります。
その分の水を足してやります。

水かさが減る

ヒーターは、内部にオレンジ色のランプがあり、加熱時には光ります。
たまにその光がついているかを確認するとよいでしょう。
また、温度計も小さくて良いので、ガラスにくっつけるタイプのものを用意しておきます。

ヒーター稼働ランプ

ヒーターは手に入りやすいものは大体がオートヒーターといって、26度前後に設定されているので、調性は不要です。
だいたいの熱帯魚はその温度でもまずまず飼うことができます。
魚によって、もっと高温が良いということもあるのですが、それはまた中級以上の話ですのでまた今度説明します。

 

上部濾過槽について

 
上部濾過槽のふたを開けてみてみます。
中には何も入っていなくてただ水だけが流れていると思いますが、そこに、ウールを敷きます。

ウール敷く前
ウール敷く

このウールがろ過材ということになります。
こだわるのであれば、ウール以外に上部フィルター専用のろ過材も売っておりますので、検討しても良いと思います。
ウールだけでは飼えないということもないのでまずはそのままでよいです。
ウールを敷くのですが、何枚かを上のモーターからの水を橋渡しする橋に収まるくらい詰めます。

 

照明をセットについて

 
そして、あとは照明をセットして、完了です。
照明は一日数時間程度の時間で良いです。
当てすぎてもコケが増えるだけです。

照明をつけて完成

その状態で2~3週間、空回ししてください。

水槽が魚を飼える状態になったかどうかの目安ですが、水槽のガラス面にコケが生え始めたら大丈夫なのですが、そこまで待つのはかなり時間がかかるかと思います。
早く環境を整える方法としては、市販のろ過バクテリアを投入する方法や、パイロットフィッシュといって、設置間もない過酷な環境でも生き延びれるくらい丈夫な種類の魚を少数投入して、環境を早く作る方法があります。
慎重な方法としては、最初にすぐろ過バクテリアを投入して、三日後ほど異常がなければ先ほどのパイロットフィッシュとして魚を入れます。3週間から一か月その状態で回して、そのあとに飼いたい魚のうち、丈夫な魚を少数だけ入れてさらに様子をみることです。

 

パイロットフィッシュの選ぶ基準について

 
パイロットフィッシュとして選ぶ基準は、とにかく丈夫で、悪い水質にも耐えやすいこと、価格が低いこと、のちに入れたい本命の魚と今後も一緒に混泳させることができるかどうか、などで決めます。
ふさわしい魚は多数いますが、ここでは特にコリドラスという魚をお勧めします。
コリドラスは安価で丈夫で、小型のナマズという変わった魚で見ていて楽しいですし、可愛らしいです。
底に残った餌を食べてくれますので、もし砂利を敷かない水槽では重宝します。
性格もおとなし目で、他の魚にちょっかいは出しにくいです。
泳ぐ場所も底のほうなので、本命の魚の泳ぐエリアに割って入ることも少ないです。

これは中級以上の話ですが、上手に長く飼っていると、このコリドラスも産卵し、子供コリドラスを見れる機会があるかもしれません。
そういう楽しみも今後できます。
 
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次回は、小型キューブ水槽を例に、説明したいと思います。