【アクアリウム】120㎝水槽のレイアウトのコツ【センス不要】

 
 
見るだけで癒されるアクアリウム。大きな水槽でのアクアリウムは、おしゃれなインテリアにもなります。
ですが、せっかく大きな120㎝水槽を買っても、水槽の中のレイアウトが悪ければ台無しです。
今回は、センスが無くても水槽の中のレイアウトをおしゃれにできる、簡単なコツをご紹介いたします!
 
 

120水槽のレイアウトで最初に決めるべきこと


120㎝と大きな水槽は、小さな水槽に比べてレイアウトの難易度が高いです。あれもこれも詰め込みすぎた結果、統一感のないレイアウトになってしまうこともあります。統一感のないレイアウトはとっ散らかった印象を受けてしまいます。
大きな水槽でレイアウトを整えるにはきちんとした手順を踏みましょう。

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テーマを決める

まず、水槽の中のテーマを決めましょう。
大きな水槽ほど先にテーマを決めておくのは、統一感を出すために重要です。
メインにしたい石、水草、オブジェクトがある場合はこの時に決めます。
 
・小川


 
・サンゴ礁


 
・人工物をテーマに


 
・マングローブ


 
etc…
 
テーマを決めることで全体の方向性が決まります。
海のサンゴと、川の水草が同時にあると、統一感がない印象を受けてしまいます。
入れる魚と水槽のレイアウトは合わせて決めておきましょう。
実際に、水族館のレイアウトは生息地別に魚とレイアウトが分かれているところが多いです。
120㎝もの大型水槽では、先にテーマを決めて統一感を出しておくのが、失敗しないコツです。
 

水底の素材を決める

テーマが決まったら、水底の素材を決めましょう。テーマに合わせることを意識すれば、おのずと水の底の素材は決まります。水底の素材もレイアウトに重要な要素です。
水槽の手入れの楽さを考えれば何も入れないのが一番ですが、それだけでは少し物足りません。
そんな時はビー玉や粒が大きい砂を使いましょう。
120㎝水槽は大きいので、水底の素材によっては非常に手入れが大変です。
テーマと手入れ難易度比較しながら素材を選びましょう。
 

水槽の中のオブジェを決める

いよいよ水槽の中身を決める段階です。大きな水槽では沢山物を配置できますが、配置できるからと言って闇雲に置いてはいけません。
ここでもテーマに合わせるのが重要です。この時のポイントは、なるべく減らせるところは減らして、シンプルなレイアウトを心がけることです。
 

大きな水槽を生かすレイアウトにする

水槽が大きい分、中に入れられるものの種類は多いです。
 
あなたはどのような水槽を作りたいのか、もう一度思い出してみてください。
水槽自体をインテリアとして楽しみたいのか、魚の美しさを楽しみたいのかによって変わってきます。
魚の美しさを楽しみたいのであれば、シンプルで配置物の少ない水槽づくりを心がけましょう。


 
 

大型水槽に使う小物のコツ

水槽のテーマは決まりましたでしょうか?テーマを決めるにはメインのパーツから決める方法と、雰囲気から決める二通りがあります。
この時、メインのパーツは一つ、多くても二つに留めておきます。
大型水槽は沢山物を置ける分、闇雲に置くと散らばった印象を受けてしまいます。置きたいパーツをどうやって置くのか、どのように選ぶのかを先に知っておきましょう。
小物の選び方も、基本的にはテーマに合わせて決めてください。
 

岩、石の選び方

一つの水槽に入れる石の種類は統一しましょう。自然界でも同じ地域の石は似た素材の物が多いです。石の種類を統一することで、自然にも近く、統一感のあるレイアウトに仕上がります。
 
配置するときは最初に一番大きな石を置きましょう。
石を配置するときは手前には大きな石、奥側に小さな石を置きましょう。120㎝と大きな水槽は空間を生かせるかがポイントです。石のサイズを手前は大きく、奥は小さくすることで遠近感がでます。より立体的に、魅力的に配置できるよう工夫しましょう。
 

水草の選び方

水草は見た目だけでなく、水槽に空気を供給してくれる利便性も兼ね備えています。さらに、魚の排泄物を養分として吸い取り、水槽内をきれいに浄化してくれます。
 
水草は大きく分けて四種類
・丈の短い前景草
・中ぐらいの中景草
・丈の長い後景草
・水面に浮かぶ水草

 
全体のバランスをみて配置しましょう。水草メインの水槽を作りたい場合は、先に水草から決めてしまいます。
水草をメインにする場合も、どの水草を一番押し出すのかを決めておきましょう。
 
水槽内の環境と水草の環境が合うのかもチェックしておきましょう。光量が足りなかったり、二酸化炭素が足りなかったりすると枯れてしまいます。
 
複数の水草を選ぶときは、葉っぱの形が似ている水草を選ぶのもポイントです。
大きな水槽ほどいろいろな水草を入れることができますが、あえて種類を抑えましょう。水草の統一感をそろえるだけで、グッとおしゃれになります。
 

人工物や流木の選び方

人工物や流木は最初に決めるか最後に決めましょう。
最初に決める場合は、レイアウトの中核になるような大きなパーツなどです。最初に大きなオブジェクトを決めてから、周りを補っていくように決めていきます。
 
逆に、それ以外のパーツは後から添えるだけにとどめておきましょう。
少し物足りないときに追加で置くくらいがちょうどいいです。
人工物や流木は、大きな水槽であればあるほどたくさん置けます。その分、一歩間違えると散らかった印象になってしまします。
テーマや統一感を大切にしながら配置していくのがポイントです。
 

まとめ

120㎝もの大きな水槽のレイアウトは難易度が高いです。
センスが無くてもきれいに配置するコツは、「統一感を意識し、あらかじめテーマを決めておくこと」です。
水族館もそのように配置されているので、困ったら参考にしてみると良いでしょう。
統一感を意識した配置で、大型水槽でもきちんとレイアウトを設計することで、美しいアクアリウムを家庭でも楽しむことができます。