猫と鉢植え仲悪し






猫と鉢植えが不仲の理由

 猫を飼い始めた12年前の冬、毛玉対策に良いということで、我が家では大枚をはたいて「猫草」なるものを購入してきたことがある。

大いなる期待を胸に、我が家の猫きょうだいに猫草をあげたところ、最初のほうはこわごわ触れていたのだが、やがて鉢植えから猫草を「土ごと掘り出して外し」、猫草サッカーが始まってしまったのだ!

 猫草はたいして食べられることもなく、本来の役目から外れたところでズタボロになってしまった。このようにして、「初猫草作戦」は見事な失敗に終わってしまった。

 この猫草がよくなかった理由の一つに、鉢植え仕様だったというものがあると、私は分析する。土を掘るという行為が、猫は大好きなのだ。

 この猫草事件と前後して、我が家の室内にあった植木鉢はすべて、浴室の中、あるいはベランダの外へと移動することになってしまった。

効率的な猫草代用法

猫草事件以来、土付きの植物は室内に置けなくなってしまった。

それでも、毛玉対策のため、一定の植物が猫たちには必要である。

さて、我が家ではどうしたか?

小松菜やセロリ、パセリなどの緑色の野菜を、水を張ったガラスコップに入れて、台所の水道管の根元にひもでコップを縛り付け、いつでも新鮮な緑のものが摂取できるようにしたのである。

この「水道管猫草作戦」は猫に好評のようだ。対面カウンターに登って、結構な頻度で猫たちが野菜を食べに来ている。

他所の家での猫と植物事情

このように、我が家の猫たちは植物や土が大好きすぎて、部屋内に置ける植物は猫宇佐洋野菜程度なのだが、他所の家の猫と植物、猫と土事情はどうなのだろうか。

 一例として、我が家の猫たちの「実家」である、私のいとこの家を挙げることができる。

この家は、猫が13匹もいるのだが、3年前、弔事があったとき、「猫の関係で供物に花は控えてください」と連絡があった。

 猫の植物いたずら好きは、どこの家でもいっしょなのかもしれない。